保育参加で感じた保育士さんの凄さ体験記

今日、娘の保育園の保育参加というイベントに出席してきて、保育士さんの凄さに感動したのでご紹介します。

ただ、こういうネタってどこまで書いていいものなのか正直わからないので、大丈夫そうな範囲で紹介します。

保育参加とは

まず、保育参加とはなんぞや?ということですが、保護者が保育士さんの補助をするというものです。

ここでは「保育士をする」ではなく「保育士さんの補助をする」と書かせていただきました。

相手はプロなので保育士としてというのはおこがましいとは初めから思っていましたが、子どもと遊ぶの好きだし何とかなるだろうとも思っていました。甘かった。。。

参加してみて改めて「保育士をする」なんて口が裂けても言えないと思いました。
実際は「保育士さんの補助」というよりも「保育士さんの補助をほんの少し体験」くらいです。

よく似ている言葉として、「保育参観」という言葉がありますが、これは学校の参観日と同じで保育園での園児の様子を観察することを言います。

参加したクラス

私が参加したのは、2歳児クラスで、女の子5人、男の子8人、13人クラス。

2歳児クラスですが2月なのでほとんどの子が3歳になっている時期です。
保育者(と補助役)は先生3名と私たち夫婦の合わせて5名です。

服装は普段の格好にエプロンを身にまとい登園しました。

本日の保育メニュー

今回は午前中だけの参加です。平日なので、私は有給を使って、ワイフは半日休をとって夫婦で参加しました。

また、その日はあいにくの雨だったので、すべて室内での保育でした。

室内遊び→朝のご挨拶→お絵かき→フルーツバスケット→イス取りゲーム→お昼ご飯

という内容です。

なので下記の前提としては、お散歩、お昼寝、送り迎えなど、さらに大変と思われる内容がない状態でのすごいところなので、きっと大変さは私が感じた何倍もあると思いますので、その点ご了承ください。

保育士さんのすごいところ

私が凄いなーと思ったのはこの3点です。

  1. 子供が言うこと聞いている〜
  2. 完璧なタイムマネジメント
  3. 子どもを退屈させないフォーメーション

それでは一つ一つご紹介します。

ポイント1:子どもが言うこと聞いてる〜

朝のご挨拶やフルーツバスケット、イス取り取りゲームの前には先生から子ども達に向けた説明があります。

子どもなのであまり話を聞かないのかと思いきや、全員きちんと言われた通りに座って先生のお話に耳を傾けています。

こんな姿、自宅であっただろうか。

これも話し方や日頃のコミュニケーションで得られた信頼関係なのでしょう。見習わなければと思いました。

フルーツバスケットはクラスで初めてやるゲームだったようで、さすがに初めて聞いたルールを一発で理解して行動することは難しいのですが、先生が根気よく教えてあげて最後の方はほぼ全員の子どもがルールを理解してゲームに参加していました。

先生もすごいですが、子どもの理解力もすげー!!!

 

余談ですが、私生まれて初めてフルーツバスケットなる遊びを体験しました。

フルーツバスケットという言葉は知っていましたが実際にゲームに参加した記憶がなく、ルールも初めて知ったので先生のルール説明を誰よりも真剣に聞いていました(笑)。

ポイント2:完璧なタイムマネジメント

普段子どもと生活しているとなかなか時間通りということは難しいと感じています。

起きる時間、ご飯を食べる時間、出かける時間、お風呂に入る時間、寝る時間くらいは決めて時間通りに実行したいなとは思いつつも、なかなか上手くいきません。

思い返してみると、時間命の仕事でさえ、メンバーの揃わない会議、時間になっても終わらない会議、間に合わない締め切り等、時間通りに事が進むことはなかなかありません。

しかーし、保育園では子ども達の様子を気遣いながら、ひとりひとりの時間が多少ズレようとも全体の時間はほぼ計画通りに進んでいきます。

子ども同士でぶつかって泣く子が出ようとも、途中でお漏らしをする子がいようとも、1名の先生が進行をし、他の2名の先生方のしなやかな連携プレーで何事もなかったかのように、朝のご挨拶で先生が話したメニューを全てこなし、時間通りにお昼ご飯を迎えました。

企業の仕事でも何でもかんでもリーダーに確認しないと動けないのではなく、それぞれの役割を認識して連携してくれればこんなにうまく行くんだというチームプレーのお手本を見せられているようでした。

この連携プレーについてはポイント3でも見ることができます。

ポイント3:子どもを退屈させないフォーメーション

一番驚いたのはこのポイント3です。

上記で、本日のメニューは、室内遊び→朝のご挨拶→お絵かき→フルーツバスケット→イス取りゲーム→お昼ご飯と書きました。

この→(矢印)のところ、当然クレヨンを配布したり、イスを並べる準備をしたりするのですが、子ども達は何をしているかというと、全ての→(矢印)にやる事があります。

  • お茶を飲む(その間にクレヨンの準備)
  • 手を洗って絵本読み聞かせ(その間にイスの準備)
  • お茶を飲む(その間にイスの配置チェンジ)
  • リズム体操(その間に順番にトイレとイスの片付け)
  • 絵本読み聞かせて手洗い(その間に給食の準備)

子どもたちが待つ時間が全くありません。

唯一手洗い、トイレの順番待ちはありますが、それは退屈ではなく立派な社会勉強。

まるで、会社のイベントにお客様の重役を招待しているかの如くのフォーメーションです。

まとめ

  1. 子供が言うこと聞いている〜
  2. 完璧なタイムマネジメント
  3. 子どもを退屈させないフォーメーション

いや〜凄かった。私は終始、何かできることないかなーとオロオロして補助すらできていなかったように思います。ただ寄ってきてくれる子どもとお話しするくらい。

ちなみに私達の娘はというと、普段いないパパ・ママがいると言うことで興奮気味で、さすがに普段通りというわけには行かなかったみたいですが、お友達と仲良くお喋りしたり、イス取りゲーム時に上手にダンスしたりと、普段見れない様子が見れて親としても感動しました。

子ども達は、イス取りゲームで負けると悔しがる子・潔く応援にまわる子、人懐っこい子、お調子者の子、しっかり者の子と3歳と言えどもう立派な個性があり、みんなとても可愛かったです。

保育参加、とても良い体験をさせてもらいました。
また参加する機会があった時はレポートしたいと思います。
もしこのような機会がある時は参考にしていただけると幸いです。