【厳選3冊】2022年に読むべきビジネス書はこれだ(会計本編)

ビジネス書ってたくさんあって何を読めばいいかわからない。最近のおすすめは何?
昨年に続き、ヤノアカがこの1年で読んだビジネス関連書籍で2022年におすすめの本を厳選してご紹介します。

なお、こちらにビジネス本の選び方なども解説しているのでぜひご覧ください。

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2022年注目の分野

ヤノアカが2022年におすすめしたいビジネス本は、「会計本」です。

なぜ今会計なのか

なぜ会計本をおすすめするのか。
それは、今が決算書を見ながら会計を理解する絶好のチャンスだからです。
2019年末からの新型コロナウィルスの流行はどの業界にとっても大打撃を受けました。

  • 2020年の大流行と緊急事態宣言によるビジネス活動への影響
  • 2021年の日本での収束傾向なのかどうか予断を許さない状況
  • 一方でさらに拡大を続ける海外の状況や新株の発生

これらの影響や各企業の戦略が決算書にどのように現れているのかがとてもわかりやすく紐づけることができます。

会計本の選び方

会計本といってもいっぱいあるし、違いが分からなくて何を選べばいいかわからないですよね。
ヤノアカ的にこの観点で会計本選んで見ました。

  1. 会計の本質を理解できる本
  2. どのように決算書を読めばいいかわかる本
  3. 仕事でどのように関わっているのかわかる本

なかなかこの全ての観点を1冊にというものはまだ見つけられていませんが、
この3観点の本をそれぞれ読めば理解が進むと思います。

2022年に読むべきビジネス書

それでは会計を理解できる3つの観点で書かれたおすすめの本を厳選してご紹介します。
古くからある本から最近出版された本までありますので、ぜひ参考にしてください。

会計の本質を理解できる本

会計の本質を理解するためにおすすめの本がこれ。

ご存知「経営の神様」である稲盛和夫さんの本です。
難しいように思えますが、この本は会計の本質を理解するとともに、稲盛和夫さんが経営と会計をどのように考えているかが理解できます。
私が感銘を受けたのは、減価償却費に対する考え方のエピソードです。
詳細は書籍に任せますが、なぜ○○円を減価償却するのか皆さんは考えたことありますか?
資産の価値が減るから減価償却するということは知っていても、ルールに従って処理するだけではわからない気付きがそこにあります。
管理すべき費目ひとつひとつに意味があり、本質的に考えることでこうも見方が変わるのかと食い入るように読みました。

どのように決算書を読めばいいかわかる本

今年も年末に差し掛かり、四半期決算が各社から出されたり、年度の着地がどうなるこうなるという記事もよく見るようになりました。
とはいえ、○○が上がった、△△が下がったと言われて理解した気にはなりますが、
それはあくまで会社の見解だったり、その記事の記者の見解だったりするわけです。
どの決算項目も全て上がったり下がったりしているわけで、それを自分で理解して意見を持てるようになるとカッコイイですよね。
そんな方におすすめなのがこの本。

この本では決算書の読み方、というよりは、決算書を見てどの会社の決算書なのか当てるというユニークな書かれ方をしています。
冒頭に書いたコロナ禍における決算書への影響や、コロナ収束を睨んだ各企業の戦略がどのように決算書に反映されているのかを想像しながら決算書の見方まで練習することができます。

ちなみに、この本の著者も1冊目に紹介した「実学」に感銘を受けたということを書かれており、実学と関連付けた読み方もできるので、まとめて読むとわかりやすいと思います。

仕事でどのように関わっているのかわかる本

会社単位の決算書に対して、普段の我々の仕事が具体的にどのように関わっているのか?と思ったことはありませんか。
そんなあなたにおすすめの本がこちら。

この本では若手や上司、社長が日々の仕事で生まれる会計に対する疑問に答えていくという形式で書かれており、普段「そんなもんだ」と謎の説得力で教わった事項の疑問が解決できる本になっています。
なんで会社はこんなに利益を出しているのに自分の給料はそんなに変わらないんだ。
と思っている人はぜひ読んで見てください。

まとめ

2022年に役立つ会計本を厳選して紹介しました。

今回紹介した3冊はどれから順番に読んでも大丈夫です。
それぞれ関連しているので、今の自分の課題に一番近いものから順番で読んでみてください。

みなさんも自分にあった、時代にあった良い本に巡り合えることを祈っています。

それではまた。